わたしの遺影写真紀

 

寺フェスとは

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2月28日に名古屋の西別院にて「寺フェス」というイベントがあり、スタッフとして参加してきました。

私の周りには多くの気さくなお坊さんたちがいますが、世間的には「取っつきにくい」「話しづらい」という声を聞きます。お寺やお坊さんとのご縁づくりの場としてさまざまなブースを出展しました。

お坊さん主催の学園祭のようなイメージでしょうか。参加体験型念仏イベント「南無Walk」や「お坊さんラリー」、お寺カフェ&悩み相談ブース「聞々庵」など、趣向を凝らした企画が勢ぞろいです。

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遺影撮影会を企画

私は「1000の遺影を見てきたお坊さんが撮る わたしの遺影写真紀」のワークショップというブースを企画させていただきました。

最近は「自撮り」をする世代も増えてきましたが、自分が写った写真の手持ちは少ないという方も多いのではないでしょうか。葬儀の際に、まず写真が必要になりますが、ここで迷われる遺族も多いようです。そのため「終活」セミナーなどで「元気なうちに写真を撮っておこう」という方も増えてきています。

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お寺という場所で、お坊さんと対話しながら遺影撮影体験をする場ができないだろうか。それは後に遺された人へ思いを託すと同時に、自分自身の人生を振り返り、いのちを見つめる場所にもなります。私はご法事などの仏事で大切なことは、故人のいのちに向き合うとともに自らのいのちに向き合う時間だあると思っています。法事などとはちがった切り口でいのちに向きあえる場を持ちたいと思っての企画でした。

また遺される人へ思いを馳せてもらうなかで、将来の遺族のグリーフサポートになればと思いもありました。(グリーフについてはこちら

 

全体の流れとしては受付の後、自身の思いの整理のため「なぜ参加したか」ワークシートに書いてもらいます。

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その後いよいよ撮影の時間、カメラマンと対話しながら、自分らしい一枚を探します。

撮影後は大きな画面にて写真のチェックです。とはいえ失敗したもの以外の撮影データは、CDに書き出してお渡しします。

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お家に帰って、ご家族と「これがいいね」「こっちのほうがお母さんらしいわ」など選んでもらえたらとの思いからです。書き出しの間に「誰に見てもらいたいと思ったか」などの覚え書きをしてもらい、CD受け取りで終了。一人当たりの時間は30分ほどです。

いのちに向き合う

写真を撮りながら対話を通して、人生という旅の行程をたどる。そんな場所が出来たらという思いで開催しましたが、蓋を開けてみると主催者側の方が育てられるような気づきがいっぱいでした。

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私たちの思っている以上に参加される方々は、思い思いの準備をされました。お気に入りのお洋服や、長年身に付けたアクセサリー、もしかしたら美容室にも行ってこられたのかな?私たちは会場での受付からスタートと考えがちですが、それよりずっと前から「いのちに向き合う時間」は始まっていました。

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私たちの方が学ばせていただくことがたくさんありました。これからも様々な切り口から「いのちに向き合う場」をもっていきたいと思います。