連研の準備会

昨日はこの地域の30ヶ寺ほどで成る額田組の連研準備会があり、三河別院に行ってきました。

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連研って?

連研というのは、連続研修会のことです。とはいえ何の研修会?どんな場所なのかさっぱりわからない方も多いと思います。
連研は今から40年ほど前から始まった、仏教に学ぶ研修会です。

仏教に学ぶ

日本語というのは面白いもので「仏教を学ぶ」と「仏教に学ぶ」だとニュアンスが変わってきます。「仏教を学ぶ」というのは知識として学ぶイメージでしょうか。普段の生活とは切り離して考える、客観的な机の上での勉強のような感じです。一方「仏教に学ぶ」といったら、私の立ち位置が変わってきます。主観的な問題になってきます。
生きていくうえで、仏教をよりどころとして、真宗のみ教えをよりどころとした「私の歩む道」はどのようなものか。自らと向き合いながら探していく場所です。

話し合い法座

連研の特徴は「話し合い法座」にあります。ふだんお寺や法事などではお坊さんが一方的にお話しします。仏教は気づきを大切にしますから、お坊さんは話をヒントに聞き手の気づきを引っ張り出したいところです。けれども気づきへのアプローチはいろいろあっていいはず。
話し合い法座とは参加者とスタッフが車座になって、一つのテーマを話し合っていく場です。
今のワークショップの走りみたいなことを、数十年前からやっていたんですね。

話し合い法座の流れ

最初に発題者から、話し合いのテーマが出されます。それについて6人前後の班に分かれて、話し合いが始まります。なかには反論したくなる意見もあるかもしれませんが、相手の話を大切にし、問いを深めていきます。
日々の生活の中ではなかなか向き合えないテーマに、向き合うところで気づきが生まれます。その考えを持って話し合いをしていくと、思いがけない意見が出てきたりする。今まで当たり前だと思って何十年も過ごしていたけれど、この人はこんな考えて過ごしていたのか、など問いが深まっていきます。
その後、それぞれの班でどのような意見が出たのかをシェアする時間。最後にまとめのお話をお坊さんがお話しします。自分なりに深めた話し合いの後だと、いつもは入ってこなかった言葉が、自分なりに受けとめられることもあります。

話し合い法座のテーマ

話し合い法座は深めていきやすい場づくりと同時に、話し合うテーマが重要になります。連続研修会という性格からも、ストーリー性を持って深めていけるよう工夫されたテーマ設定がなされます。
最初は「わたしにとって幸せとはなんでしょうか」というものから「葬儀や法事ななぜするの」といったお寺らしいもの、社会問題について自身がどう受けとめていくかというテーマもあります。
深めるごとに問われる私に気づけるようにスタッフも場を作っていきます。

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スタッフは事前に入念なスタッフ会議をして、その場に臨みます。長年、住職がスタッフを務めてきましたが、最近は若院がスタッフに関わるようになりました。
合う合わないもあるかもしれませんが、いつもの法座とはちがった場になりますので、ふだんお寺に足を運ばない方にこそおすすめできるといえるかもしれません。