春のお彼岸

永代経初日

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春期彼岸永代経法要の初日。

本堂のお飾り(お荘厳)も、打敷やお供え物を丁寧にさせていただきました。この度の打敷は全て住職が生まれるより前からあったものとのこと。いずれも永代経としてお寺に寄贈いただいた打敷ということで、飾らせていただきました。

前半はおつとめの時間。
瓔珞伽陀(ようらくかだ)ののちに表白(ひょうびゃく)。仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経の間に参拝の皆様にはお焼香の案内。四句念仏、回向で40分ほどのおつとめでした。
伽陀は古代のインドの言語、サンスクリット語で「うた」を意味するガーターより由来して、現在でも歌のような節でおつとめされます。
表白は法要のいわれを述べるところです。今回であれば「春期彼岸永代経法要」をお勤めするにあたり、賑々しくお勤めさせていただくこと、ともに浄土に生まれさせていただくよろこびなどを述べさせていただきました。
仏説無量寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経は浄土三部経といわれ、浄土真宗でとても大切にされるお経です。本日はそのうちの二つをお勤めいたしました。明日は無量寿経です。

信心ひとたびおこりなば 煩悩を断たで涅槃あり

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その後、住職よりご法話の時間。
最初にご讃題をいただきます。お経の一節など、ご法話のテーマとなるものです。毎年お配りさせてもらっている法語カレンダーの3月分より。

信心ひとたびおこりなば 煩悩(なやみ)を断たで涅槃(すくい)あり

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正信偈に出てくる不断煩悩得涅槃のところを説いた一節ですね。悩みや苦しみをもったままで救われるというところに真宗らしさが見られます。

普通に考えれば、悩みや苦しみがなくなって救われるのでは?と考えるのではないでしょうか。けれども真宗ではそうは言わないのですね。悩みも苦しみも抱えた私がそれでもそのまま救われていくところに真宗の語りどころがあります。
老いや病や死があっても救われていく道についてのお話を聞かせていただきました。

負けるが勝ちと言うことばを英訳しようとしてもなかなか出来ません。世界の様々なことばをみても、こうしたことはありそうでなかなかないとのことです。ここにも通じるものがありそうです。
全てに打ち勝つことがなくとも、救われていくというところにありがたさを感じたことでした。