亘理町にて消しゴムハンコ!桜をハンコで満開に

亘理町にて子どもイベント

27日28日と震災支援ネットワーク東海の活動で、昨日本日と一泊二日宮城県亘理町に行って来ました。私たちが亘理町で活動するときに、いつも現地の声を集めたり窓口として奔走していただく真光寺さま。その報恩講にあわせ、震災以降毎年子どもイベントのお手伝いをしてきました。(報恩講は浄土真宗開祖の親鸞さまの命日のお勤めで真宗寺院の年間最大行事、明願寺報恩講はこちら)今回は消しゴムハンコのお坊さんの麻田弘潤さんが企画する、しだれ桜のふすま絵を作るワークショップのサポートです。東海からのメンバーは7名での参加。みんなお坊さんです。

消しゴムハンコのお坊さん⁈

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宮城県亘理町にある仮設住宅の集会所でボランティアの消しゴムはんこ作りをしたことがきっかけで、東北で支援活動をしていた消しゴムハンコのプロである津久井智子さんと知り合った麻田さん。そのお手伝いを通じて、消しゴムはんこの腕前が上達しました。その後、2人は諸行無常ズというユニットを結成して全国のお寺を巡るように。麻田さんにとって、自分のお寺をどうして行きたいかという刺激をもらう場となったそうです。今では本を出版するほどですが、その活動の原点とも言える亘理町で、作品を制作するからには、得て来たものを全てお返ししなければという思いで作品を作られたそうです。

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事前に麻田さんのFacebookより進行状況を見て楽しみにしていたのですが、いざ目の前にすると圧巻です。7時間かけて下準備したという枝ぶりはすでに風格十分。

桜をハンコで満開に

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ここからが子どもたちのワークの始まり。お寺の会館を会場にして、自分たちでハンコを作り、それを襖に捺していきます。まずは一輪の桜の花の形のハンコをカッターで彫っていく作業。事前に桜の形の線は引いてあるものの集中して一輪の花を彫り上げます。麻田さんをはじめ、私たちメンバーも子どもたちのサポート。

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できた子からいよいよ襖に桜のハンコを捺す時間。枝だけだった桜に一輪一輪の桜ハンコが花を咲かせていきます。手の届かない高いところは付き添いの保護者や、震災支援ネットワーク東海のメンバーも一緒に。大人の方が熱心になる場面もいっぱいでした。

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濃淡の付き具合や立体感を感じる枝、写実性を求める人などそれぞれの感性の違いがあらわれます。みなさんそれぞれが、見比べながらどこが好きが口にしていました。隣を見ると、どうしてそんなに綺麗に出来るんだろうと思うけれど、相手からもそっちがこの部分が好きと言われると嬉しくなる。それぞれの良さを感じて、そのままに描ける場でした。

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ついに完成。この枝垂れ桜は麻田さんの自分のお寺にある枝垂れ桜がモチーフとなっているそうです。私(若院)はもともと結婚前から各地に桜撮影遠征に出るほど枝垂れ桜に魅力を感じています。子どもたちの姿を撮影しながら、遠く新潟の地の桜に思いを馳せました。一度この襖絵の主役に会いに行きたいです。

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震災後の活動の時にご一緒したときも凄いなぁと思ってましたが、この数年で消しゴムハンコの腕前もそうですが、また違った人間的深みを感じました。

地域にかえしていくこと

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アートな時間のあとは腹ごしらえ。真光寺の地域の皆さんがお餅をついてくれました。みんなでおいしくいただきます。お坊さんって、それぞれのお寺でお餅をつく機会があったりして、お餅つきにもなれていたりします。子どもたちと一緒にお餅をつきました。始めの年は、私たちのような外部のものが中心になって、企画運営するイベントでした。けれども私たちはずっと携わっていられるかといえば、そうではありません。その土地の人が、自分たちに会ったスタイルのものとして根付かせていく。そのお手伝いをさせてもらいました。

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最初にうかがった頃ちびっ子だった子どもたちも今では高学年のお兄ちゃんお姉ちゃんに。いずれ彼らが運営に携わるくらい地域密着になれば嬉しいなと感じます。
子どもたちにとっても今回のワークは今後につながるものになるのではと感じさせます。あそこのお寺の襖絵はぼくも一緒に作ったんだよなんて、特別観があって素敵なことだと思います。

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東北の地は伺うたびにさまざまな思いが去来します。人間の温かさを感じることもあれば、無力感を感じることもあります。今回もまた多くの学びをもらって帰路に着きました。