未来の住職塾 最終回

11461008433_c6a350b9c2_c月から隔月で開催される「未来の住職塾」。昨日名古屋第1クラスの最終講義が終わりました。宗派は問わず、お寺に特化した企業セミナーのような感じですが、こういうことを学べる機会は希少です。僧侶になることと住職としてお寺をマネジメントすることは趣が異なります。4月から「お寺の使命」【ミッション】、6月は「ビジョン・無形の価値」、8月は「マーケティング」、10月は「リーダーシップ」と学んできました。
昨日の最終講義はその集大成。今まで学んだことをベースに「寺業計画書」をつくり、8分間のプレゼンをするものでした。
お寺の現状を分析し、これまでこのお寺が地域や社会で担ってきた意義を見つめ、お寺の存在意義とも言える使命を考えます。その使命を根っこに時間軸を設定して(私の場合7年)、その時点でのゴールを定めます。ビジョンが明確になることでそこに至る具体的なアクションを定めていきます。これらは一つのストーリーになっていることが大事ですが、ともするとそれぞれが一貫性のないものになってしまいがちです。またこれらは非常にひとりよがりなものになりがちなので、さまざまな人の意見を聞かないと空回りになってしまいます。
これをA3の指定のシートにまとめます。これが「寺業計画書」です。私の場合、そのプレゼンが明願寺の報恩講の前日になってしまい、日程的にタイトだったのですがなんとかクリアできました。
プレゼンの練習も何度もしていったのですが、さすがに緊張しました。大勢の前で話をする緊張感はありましたが、全員同じようなプレゼンをする人に聞いてもらう緊張感はまた別次元のものでした。なんというか学生時代の中間テスト、期末テストみたいなヒリヒリ感がありました。
割と早く順番が回ってきた(2番目)ので、緊張感からも早く抜け出せたのは幸いでしたが、これはどちらにも良さがある印象。というのも後半になればなるほど質疑応答の際のコメントも活発になります。自分では気づかなかった点にもコメントをいただけるのは貴重なことです。こうして考えると成長のためには緊張はしますが、後半には後半の良さがあると思います。
さて半年間参加してきましたが、「未来の住職塾」という名前や、超宗派のお寺の経営セミナーということに懐疑的な意見も多いです。(というより私の近くにも大勢)またやってどんな意味があるんだという声もあります。ただし多くの人が想像するようなすぐに儲かるお墓の経営とか商業ベースのものではありません。どっちかといえば、言葉は挑戦的だけれどもやっていることはすごくクラッシックなイメージです。
どんな意味があるかは勉強のための勉強にとどまるか、そこからアクションできるかによって変わることですから、今後によるというところでしょう。お寺の使命や強み弱みを考えるなかで、日々のお参りやご法事なども意義を見つめ直すことができたのは結果として意義深かったです。大々的に出ているテーマをやりきることよりも、それを終えた後に自坊の現状や法務の中にキラリと光るものに気づくイメージでしょうか。また東海地域で同じ価値観をもつ仲間に出会えたのは今後の財産であったと思います。
私も貧乏症なので、お金をかけてセミナーに通うのだからと隔月のセミナーの間に自主勉強会を開催しました。Facebookで呼びかけてメンバーのお寺を会場にさせていただきました。(こういうときお寺ってすごいなと感じます。普通は貸し会議室とか使うのに)この仲間とは今後も高い意識のもとで研鑽しあっていけたらと感じています。
学んだことを活かして、今後も寺院活動に取り組んでいきたいと思っています。